テコンドーとは

1955年4月11日に創始者である故・崔泓熙(チェ・ホンヒ)総裁のたゆまぬ努力と研究、多方面の関係者の協力を経てテコンドーは生まれました。

現在では世界206か国に普及しており競技人口は7000万人にも上ると言われています。

著名人では歌手・俳優のGACKTさんや、サッカー元スウェーデン代表のイブラヒモヴィッチ選手がテコンドーの段位(黒帯)を取得しています。

テコンドーは漢字で「跆拳道」と書きます。

「跆」は蹴る、跳ぶなどの足を使った技や動きを表し、「拳」は突く、受けるなどの手を使った技や動きを表し、「道」は先人が切り拓いてきた人としての正しい道と精神を表しています。

人が人としての道を学び、全ての人々が広くスポーツとして親しみ易く、健康になり、また健康を維持出来る武道としてテコンドーは発展を続けてきました。

テコンドー精神

テコンドーを習う上で身につけ、心がけるべき5つの精神を「テコンドー精神」と呼びます。

一、禮義(れいぎ)
COURTESY
互いに敬い謙虚であること
人の行う礼の道
一、廉恥(れんち)
INTEGRITY
心が清らかで正と誤をわきまえ
恥を知る心のあること
一、忍耐(にんたい)
PERSEVERANCE
耐え忍ぶこと
苦しみや怒りに耐えて乗り越える強い精神
一、克己(こっき)
SELF-CONTROL
己に勝つこと
自らの衝動や欲望に打ち勝つ精神
一、百折不屈(ひゃくせつふくつ)
INDOMITABLE SPIRIT
幾度挫折しようとも決して屈しない
不屈の精神

一つ一つの意味は理解できても全てを貫き通すためにはやはり強い精神力が必要になります。

特に子供たちには、これから待ち受ける様々な困難に打ち勝っていくためにもぜひ身につけてほしい精神です。

広く世界中でテコンドーが親しまれている理由は単に体を動かし鍛えるというだけではなく、人として正しい道を歩くための精神が普段の練習の根底にあるからこそと言えます。

テコンドーの級と段

テコンドーでは10級から1級までの級位と1段から9段までの段位が存在します。

帯の色はそれぞれの級、段位を表すと同時に意味が込められています。

10級


9級
白は無を表します。どんな人でも最初は白帯からスタートします。
生まれたての赤ん坊のように無限の可能性を秘めた状態を表します。
8級


7級
黄色は大地を表します。豊かな土に種がまかれました。
技術的にも精神的にも成長のための土台ができてきた状態です。
6級


5級
緑は樹木を表します。高みを目指してどんどん枝葉を伸ばします。
上達を実感できるとともにテコンドーの楽しさを実感する時期です。
4級


3級
青は大空を表します。成長を続けて晴れやかな空に到達しました。
難しい技をどんどんできるようになり、後ろを振り返るとたくさんの後輩達がいます。
2級


1級
赤は樹木の実を表すとともに修練性に対する警告も表します。
たくさんの技術を身につけたことで慢心も起こりやすい時期です。謙虚な気持ちで学び続ける姿勢を持ち続ければおのずと黒帯への道も拓きます。
1段以上
黒は熟達を表します。暗闇でもテコンドーの技が使え、恐怖に動じない強い精神力を身につけたことを表します。
黒帯を取得するためにはたくさんの修練が必要ですが、創始者である崔総裁は黒帯を取得することは「赤ん坊だった子供がようやく言葉をしゃべれるようになったようなもの」と例えられました。
黒帯を取得した後もまだまだ学ぶべきことはたくさんあるのです。


昇級のために定期的に行われる昇級審査に合格する必要があります。

昇級の課題は初心者から体系立てて技術を習得できるように、級が上がるごとに段階的に難しくなっていきます。
普段の練習では昇級審査に向けた練習を中心にしながら、ストレッチ、ステップや護身術など様々なテコンドーの技術を学んでいただきます。

テコンドーを通じて皆様の生活により一層の充実感をもたらすことになれば幸いです。

ほかにも気になる点や聞いてみたいことがあればぜひお気軽にお問い合わせください。

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